深淵
人間じゃなくて良かった。
キョウスケはナイフの刃を出して自分の腕を切りつけた。
無性に血が見たくなったからだった。
「ん?・・」
腕を切りつけ刃先を月にむけた瞬間、背後から足音が二つ聞こえた。
少しずつ、ゆっくりとその足音は近づいてきた。
「やぁ・・バーサーカーかな?」
足音の一人がキョウスケの背後からそう問い掛けた。
キョウスケはナイフの刃を出して自分の腕を切りつけた。
無性に血が見たくなったからだった。
「ん?・・」
腕を切りつけ刃先を月にむけた瞬間、背後から足音が二つ聞こえた。
少しずつ、ゆっくりとその足音は近づいてきた。
「やぁ・・バーサーカーかな?」
足音の一人がキョウスケの背後からそう問い掛けた。