◆太陽のごとくあいつは◆



*********



『まったく、散々な目にあったょぉ…』




髪を乾かし終えた美夏は、もう母の思惑にははまらんと、



『もう寝るかぁ』




と、2階の自分の部屋へ行くと…



電気がついていて、扇風機が回っている。

そして、ベッドには案の定、晶螺が寝ていた。





『ケンカ売ってンのか、あの母親はぁ…』




こぶしを握り締め、小声で美夏はそういうと、部屋から出ようとした。



すると母が行く手を阻むように前に立ち、


『一緒に寝なさい!床で寝たりなんかしたら風引くわょ!!』





と、美夏を部屋に戻し、ドアを閉めた。




えぇ~………

なんだ、あの母親。


ひどぃ、ひどすぎる…



一緒に寝てどーしろって言うのよ、だいたい!



どーってことない、どーってことない!

相手は風呂でのぼせて眠ってるんだから、



それにだいたい、小さい頃なんかしょっちゅう一緒に寝てたじゃん!!



楽勝だって。





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