◆太陽のごとくあいつは◆



静止したころには、もう美夏の涙は完全に乾いていて。




そんな美夏を見ると、晶螺は何かにハっと気づいたように言った。


『ぁっ……涙拭えなかった~…』




ドラマの見すぎだ、この坊ちゃん…




美夏は笑った。



『(笑))もぉ…だらしないなぁ!しっかりしてよぉ』




『はぃ……』






なんて言って、二人で笑い合った。






お互いの気持ちがわかってからの、初めてのキスを交わした。



深い深い、お互いの存在を確かめるように、長い間キスをした。






多分、この先もう美夏は晶螺で後悔はしないのだと思う。






『このまま…どうです、ベッドの方…』




『晶螺、いつからそんなになったの…前はもっと清純な感じで…』




『まぁ、昔はいいじゃぁないかっ』




『調子に乗るなよ、アキ坊』



『すみませんセンパイ。』




『よろしい。まぁ、いいけどやっても。』





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