天国に近い場所
「ふーん。でもなんかムカつく」

「私だって…」


持っていた巾着を、ギュッと握りしめる。

ヤキモチなんか妬いてバカみたい‥






「俺はそいつの事好きになろうと思って努力したけど、やっぱり無理だった。キスしたいとも思わねえし、ぶっちゃけヤりてえとも思わないんだよ」

「・・・」


本当かよ!

信じられる要素が一つもないし…





「お前…その付き合ってる奴とキスとかした?」

「す、するわけないじゃん!好きでもない人とキスなんかできない!」


しかも、あんなホストになりきれてナイような奴と!









「…じゃあ、俺とはキスできる?」


龍美が私に、ぐっと顔を近づけた。
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