天国に近い場所
「とりあえず座るそ」

「・・・」

「いいか?今からおろすけど、絶対逃げんなよ?」

「・・・」


龍美は私を、そっと下におろす。



そこは中心地から少し離れた場所。

私はこんな所まで、走って来ていたのだ…

龍美は近くにあったベンチに、腰掛けた。

私はメイクを直すように涙を拭き、龍美の隣に座った。






「お前男いたんだ…」

「自分だっているくせに」

「だから、俺は好きじゃねえってば」

「私だって、別に好きで付き合ってる訳じゃないもん。しかも1ヶ月限定で、もうとっくに過ぎてるから、実際は付き合ってないようなもんだよ」
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