天国に近い場所
ブラジャーと私の首には、私が吐き出したコーヒーがついている。



「しょうがねえな」


そう言って、私の首についたコーヒーを舐め始める龍美。




「ちょっと!くすぐったい…」

「いいじゃん。俺コーヒー好きだから」





そして、龍美は私をソファーに押し出し、私たちはそのまま抱き合った。



龍美と再会してから、

何回抱き合ってるんだろう‥


抱き合ったら‥

虚しいだけのに…



離れるのが‥


寂しくなるだけなのに‥
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