たいよう
圭斗は、無邪気でいいな、って思ってしまった。
「紗愛、どうする?」
そうだよね。ヒロのところにいったら、そらがいるもんね。ヒロの優しさが、身に染みる。でもこれ以上弟とはいえ、選手に迷惑かけられないし、なにより圭斗いるし。
「大丈夫。毎日同じ空間で過ごしているし」
そう。同じクラスなんだから。近くにいることは、大丈夫だ。
「…ホントかよ」
「だいじょーぶ!ねぇちゃん、みくびるなー」
そういって、笑った。そんなあたしにヒロはハイハイ、と言って、軽く流すと、みんなのいるところへと歩いていく。あわててヒロの後ろを追いかける。
長い、長い、1日のはじまり。