ブラッディ アリス



「…え?俺は…どうすればいい?」


二人の会話を聞いていたミカエルは、不安そうにカルサに尋ねる。

「え?!…えっと…」

「べつにいてくださって構いませんわ…。ねぇカルサ?国の問題なら、明日の会議でも報告するのでしょう?」

戸惑うカルサに問いただすアリス。


「あ…うん…。い…いいよ…。ミカエルがいても…」

あまり良くない…と言わんばかりのカルサだったが、アリスの強引な態度に勝てるわけもなく…。

「では、参りましょうか」


カルサの『相談』は二人で聞くこととなった。






















< 165 / 657 >

この作品をシェア

pagetop