ブラッディ アリス
「…え?俺は…どうすればいい?」
二人の会話を聞いていたミカエルは、不安そうにカルサに尋ねる。
「え?!…えっと…」
「べつにいてくださって構いませんわ…。ねぇカルサ?国の問題なら、明日の会議でも報告するのでしょう?」
戸惑うカルサに問いただすアリス。
「あ…うん…。い…いいよ…。ミカエルがいても…」
あまり良くない…と言わんばかりのカルサだったが、アリスの強引な態度に勝てるわけもなく…。
「では、参りましょうか」
カルサの『相談』は二人で聞くこととなった。