ブラッディ アリス




「…やっとわかった?…ミカエル」

アリスはミカエルの困惑する様子を見て、ニヤリと微笑んだ。


「ちょっと待って…。整理すっから…」

ミカエルは頭をクシャッと握り顔を上げ、まっすぐにアリスを見つめた。


「公開処刑は…罪人自らの希望で執行された…。それはゾディアック…俺らの意思を通さなくても、文書で報告し…承認印をもらえば執行できる…。…あー…待って。たしか、その文書には必ず受刑者のプライベートサインと押印が必要で…、だから罪人が自ら志願したのは確かであって…。で…『ジャック』が何らかの方法で…その文書にゾディアックの承認印をもらい…それを神殿に提出した…」

ミカエルがゴクンと唾を飲み込む。

「…ゾディアックの承認印なんて……ここにいる12人しか使えない…。あれは…それぞれの指紋じゃないと開かない…ケースに入ってるんだから……だよな?」


「…正解♪」

アリスが満面の笑みをミカエルに返す。


「…つまり…この中に内通者がいるってことか…?」

ミカエルのおかげで、アリスとラビも再度整理することができた。



「…どう思いますの?カルサ」



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