ブラッディ アリス



「…で、星は誰だと思いますか?ミカエル様」

ミカエルの執事…少しクールで細身のデイギリーが、グラスにアイスティーを注ぎながら話に加わる。

「…んー…。まず…俺はねぇだろ…」

「…あー…あんたは全く無理ね。単純だし、脳みそナイから」

アリスがにっこりと笑う。

「…ちっ…。アリスもねぇな。こんなめんどい事しねぇ。お前は」

ミカエルは各テーブルに座っているゾディアックの面々を睨む。

「たぶん…アンディビッヒ様も…ない…。あんだけ怒り狂ってたし…」

そう呟いた後、ミカエルはアリスをじっと見つめた。


「……なによ?」

アリスはいかにも嫌そうな表情でミカエルを睨む。

「…アリス…お前…実はものすごく悔しいだろ?虚仮にされて」

「…!」

核心をつかれたアリスは、思わずミカエルから目を逸らす。

「お前は生まれつきプライド高いからね。まぁわかるよ………」

長いため息をつき、ミカエルは視線をゾディアックの面々に戻す。


「……絶対許さないわ………誰だか知らないけど…」

アリスの呟きに、クスッと笑うミカエル。


「…まぁ俺…武力なら自信あるから…。戦争になりそうなら呼んで?」



「そんな面倒なことはしないわ。私は私のやり方でやる」







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