ブラッディ アリス



アリスの反応に、ミカエルの口が密かに引きつる。

「ですよねー…。…まぁアリスは…見かけよりも…ずっと頭の回転速いからな…。大丈夫かぁ」

ミカエルは大きく体を伸ばすと、首を2・3回ポキポキと鳴らした。


「…あ…あのさ…っ」

ずっと顔を伏せていたカルサが、何か思いついたように突然言葉を発した。

「ん?」
「なんですの?」

アリスとミカエルは同時にカルサを直視する。

「…聞いちゃいけないことかもしれない…けど……アリスって、カイル王子と付き合ってるの?」

そんなカルサの衝撃的な質問に、その場の全員が動揺した。

「…カ…カルサ様…それは…」
慌ててカルサのそばに寄る執事のマキシマ。

「…俺も気になるね。正直」
ミカエルが両腕を組んで頷く。

「………」
アリスは何も答えず、俯いている。


「…カルサ様、アリス様とカイル王子は心からの親友である仲。それ以上でもそれ以下でもありませんよ」

アリスとカイルの交際など全否定…と言わんばかりに、ラビがサクサクと答えた。






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