ブラッディ アリス



アリスは少し顔を歪ませ、ラビからもらった指輪に目を留める。


「……ここの植物が吸い育つ…赤い液体が子どもの血で…関わってるのがリリス家の人間なら…」



カイルはハッとした様子で、自分の真後ろを見る。


「じゃ…もしかして…オロバスが…?」

「…え?…オロバスが黒幕って言いたいの?」

「…だって…リリス家のやつなんて……オロバスと…タウティとザリチェく…ら…い…」


カイルはそう言いながら、ゆっくりとアリスに顔を向けた。



「…いや……実際…ラミアもジャックも…どこの人間かわかってない…」



アリスはにっこり笑うと、カイルの頬に触れ、顔を近づける。



「そのとおり。怪しい人間は、ここにはたくさんいる」








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