恋心
そんなやり取りを見つめる視線…

視線をかんじる方を勇気を出して見てみた。そこにいたのは野田くんだった

私は目をとっさに反らし、ルパンたちが話してる方を向いた

また無視しちゃった…美由紀さん、やっぱり野田くんを前にすると緊張してしまうよ…

心の中でつぶやいた

そこに宮原くんが寄ってきた。私はどうする事もできずにいた
宮原くんはおもむろに翠の隣に座った。私はまた逃げ出したい衝動にかられた…
でもここでまた逃げちゃうと同じ事の繰り返しだ。頑張ってここにいよう


宮原くんは翠をからかいに来たみたいだった。そしていきなり

「安西さん、マネージャーになってよ」

と声をかけられた。私はいきなりの事もあったので体が氷ついたようになった


返事しなきゃ…

そう思いながら宮原くんの方を向こうとした瞬間


「無理に勧める事ないんじゃねぇ?マネージャーは2人いるんだし」

と、言ったのは野田くんだった…

私はその言葉に何故だか涙が出そうになった

声のトーンは低く図書室での声よりも怖い声…

私はとっさに立ち上がってしまった
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