トラックで輝く君を
俺は、シンプルに銀英字のある白いTシャツに、灰色に近い、膝丈くらいのジーンズに黒ベルトにスニーカー。

ついでに、去年の誕生日に姉ちゃんがくれた黒紐にリングのネックレスを初めてつけた。


邪魔だけど、シンプルな格好にはよくあうから、と姉ちゃんに強引に付けられた。





「楽しみだね、水族館♪」





高杉駅からかなざわ駅までは少し時間があるから、佐藤さんと話して時間をつぶした。





「拓馬!佐藤!こっち!」





かなざわ駅に着いたら、先にいた涼平が駆け寄ってきた。

こいつが一番、ここに近い。





「涼ちゃんはやいね!」



「近いだけ。
佐藤、雰囲気違うな。」



「そう?メイクしてるから?」



「かもな。
拓馬も私服、カッコい-。」





そう言う涼平のほうが、よっぽどカッコいいと思う。

襟元が水色の白いTシャツに主に黒と水色のチェックのシャツを羽織って、

ダメージ加工された濃灰のジーンズは膝が隠れる程度。
足元はごつめのスニーカー。
練習の時にも履いてくるときあるし、きっとお気に入りなんだろ。

それにプラスして黒地に青系のラインが施されたキャップを斜めに被ってる。



絶対、俺よりセンスある。




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