トラックで輝く君を

｢私は…吉田くんの方が、蜜菜と仲良く見えるわ。｣



｢気休めはいらなっすよ。｣



｢あら、事実を言っただけよ。｣





田尾さんはよくわからない。

……敵だろうな。





｢あ、拓馬！智美！
涼ちゃん、二人いたよ！｣


｢佐藤、落ち着けって。｣



｢あちゃちゃ、ごめん。｣





端から見たら、仲良しなカップル以外のなにものでもない。

……あぁ、俺の入る隙もない。





｢どう？水族館は。｣



｢最高！さっきね、ペンギンさんがご飯食べてた！｣



｢で、佐藤が腹減ったって言うから二人を探してたんだよ。｣



｢そうなの♪お昼ご飯食べよ？｣



｢そうね。テラスにでも行きましょうか。｣



｢え、マックとか行くんじゃね－の！？俺、持ってきてない。｣





俺も持ってきていない。





｢大丈夫！みんな分、私が作って持ってきたから！｣





さすが、マネージャー。





｢まじか！やるな！
さ、腹減ったし行こうぜ。｣