トラックで輝く君を
幼なじみ side Mitsuna
さかのぼると、それこそ幼稚園に入る前から話すことになるのだが…
簡潔に言うのならば、私には、家族ぐるみで仲が良かった幼なじみがいた。
花田航太と花田治也のふたり。
航兄、治也、と私は呼んでいる。
かなり仲が良かった私たちはいつも一緒で、航兄か治也に恋をすることは、初めから決まっていたみたいなものだった。
私は、小学校高学年の時に、治也に恋をした。
本当は、もっと前から好きだったのかもしれない。けど…小学校5年生の時に、美咲ちゃんが治也に告白したと聞いて、私は気持ちを自覚した。
けど、その時は何もしなかった。
小学生の恋なんて、まだまだお子さまな恋だったの。
別に、好きだからって、付き合いたいって気持ちと直結はしていなかった。
けど、誰かに治也を取られたくなくて、必死だった憶えはある。今思い出すと恥ずかしい。
小学校を卒業し、中学校へと進学しても、私の想いはまったく変わらなかった。
むしろ、私の想いは成長して、男女として付き合いたいと思うようになっていた。
簡潔に言うのならば、私には、家族ぐるみで仲が良かった幼なじみがいた。
花田航太と花田治也のふたり。
航兄、治也、と私は呼んでいる。
かなり仲が良かった私たちはいつも一緒で、航兄か治也に恋をすることは、初めから決まっていたみたいなものだった。
私は、小学校高学年の時に、治也に恋をした。
本当は、もっと前から好きだったのかもしれない。けど…小学校5年生の時に、美咲ちゃんが治也に告白したと聞いて、私は気持ちを自覚した。
けど、その時は何もしなかった。
小学生の恋なんて、まだまだお子さまな恋だったの。
別に、好きだからって、付き合いたいって気持ちと直結はしていなかった。
けど、誰かに治也を取られたくなくて、必死だった憶えはある。今思い出すと恥ずかしい。
小学校を卒業し、中学校へと進学しても、私の想いはまったく変わらなかった。
むしろ、私の想いは成長して、男女として付き合いたいと思うようになっていた。