トラックで輝く君を
初めの一歩 side Mitsuna
「そう決めたのに、涼ちゃんを好きになっちゃった。」
長い話を、涼ちゃんは黙って聞いてくれた。
この話をしたら、もしかしたら涼ちゃんは重くなっちゃうかもしれないって思っていた。…いや、誰でもなる。
だから、あんまり話すのは好きじゃないんだよね。
けど、涼ちゃんには、聞いてほしかった。もしも涼ちゃんじゃない人だったら、話さなかったかもわからない。
しばらく、涼ちゃんは黙ったままだった。
「あの、さ…なんて言ったら傷つけないかわからないけど…。」
「うん。」
「俺は、その元彼さんのことを忘れろとは言わない。
けど…いつまでも過去に縛られてないで、自由に蜜菜の道を歩いたらいいんじゃね?きっと、そっちの方が喜ぶよ。」
…ねぇ、涼ちゃん。
あなたに話してよかった。
きっと、これから先、
涼ちゃんを信じていける。
「ありがとう。」
「いや、別に。聞いてただけ。」
「それが嬉しいの。」
「じゃあ、いつでも聞くよ。」
本当にありがとう。
これからよろしくね、涼ちゃん。
「もう少ししたらやっとシーズン入りだね。」
「なんか…嫌だな。」
「何言ってるの?…私、楽しみにしてるから。」
その日は、話をして、駅で別れてそれぞれ帰った。
長い話を、涼ちゃんは黙って聞いてくれた。
この話をしたら、もしかしたら涼ちゃんは重くなっちゃうかもしれないって思っていた。…いや、誰でもなる。
だから、あんまり話すのは好きじゃないんだよね。
けど、涼ちゃんには、聞いてほしかった。もしも涼ちゃんじゃない人だったら、話さなかったかもわからない。
しばらく、涼ちゃんは黙ったままだった。
「あの、さ…なんて言ったら傷つけないかわからないけど…。」
「うん。」
「俺は、その元彼さんのことを忘れろとは言わない。
けど…いつまでも過去に縛られてないで、自由に蜜菜の道を歩いたらいいんじゃね?きっと、そっちの方が喜ぶよ。」
…ねぇ、涼ちゃん。
あなたに話してよかった。
きっと、これから先、
涼ちゃんを信じていける。
「ありがとう。」
「いや、別に。聞いてただけ。」
「それが嬉しいの。」
「じゃあ、いつでも聞くよ。」
本当にありがとう。
これからよろしくね、涼ちゃん。
「もう少ししたらやっとシーズン入りだね。」
「なんか…嫌だな。」
「何言ってるの?…私、楽しみにしてるから。」
その日は、話をして、駅で別れてそれぞれ帰った。