【完全版】HIDE&SEEK-心と心のかくれんぼ-
勇将先輩の手がごそごそ私の胸元に移り、服の上から膨らみに被さる。



「ちょっ…!先輩……ん。」



ダメと言おうとした私の唇は先輩の唇に阻止される。



このまま、私どうなるんだろうなんて思いかけた時…



部屋のドアが勢いよく開いた。



「わっ!邪魔しちゃった?」



雅史が悪気なさそうに言う。



「まーさーしー!」



勇将先輩の声は怒っていた。



「だってよ〜気良の声が聞こえてきて、俺やばかったんだよぉ。」



雅史が頬を膨らませる。



「アカン!聞くな〜!」



勇将先輩は雅史の耳を両手で塞いだ。



正直、変な雰囲気になっていたから、雅史が来ていなかったらどうなっていたか…。
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