僕と彼女のウラ事情
━・・・7月、初夏。
・・・とか言うのには、
若干暑すぎるこんな日に。
体育では、男子・サッカー(メッチャ真剣)
女子・バレー(ほぼ遊び)
なんて、
絶対差別されてるメニューが組まれていた。
「なんでウチのガッコには
プールがないんだぁぁ・・・!!!」
グラウンドでの柔軟で、浩太がぼやく。
「それは思うわぁー・・・・」
いつも爽やかな湊でさえも、
今は額に汗を浮かべていた。
「まぁ、地価高いんじゃないの?」
柔軟の手伝いで、
浩太の背中を押しながら僕は言う。
ちなみに僕だけ日陰なのさ(笑
「つーか、大輝日陰ズルイぃぃ~・・・。
柔軟変わるから場所変わって・・」
暑さにへろへろな浩太に、
「・・・・・ヤダ☆」
「ぐあああああああああ!!!!」
豪快に背中に乗ってやった。