+†ヴァンパイアと紅いアザ†+
『ヤバイ! 飛んで!』
急に聞こえやすくなった声を聞きおわる前に私は翼を広げた。
急上昇の重力に顔が引きつる。
なんとか雲と同じくらいの高さまでくると、下を見下ろした。
段々、小さかった黄色い閃光が大きくなって地上を覆っていく。
――――ドォォォォォォォォォォオオオ!!
聞いたことのない轟音が辺りを包む。
鼓膜が張り裂けそうだ。
サァァァァァアアア…………。
雲が震動で雨となって地上に降っていく。
凄い威力。