オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】
「保育園の先生方からも、『利発でしっかりした子です』なんて褒められて自慢に思い、少し目を曇らせてしまったのかもしれません。
いつも真由利を迎えに行くのは夜の10時頃だったんですが、ある日の事です。
真由利は明かりが消えた真っ暗闇の教室で、お父さんがいて、お母さんはいつも家にいてくれるおままごとを独りで遊んでいたんです。
私は胸が締め付けられる思いで、真由利と過ごす時間を増やすためにお店を持ちました。
でも親らしい事はしてやれませんでしたが、あの子は友達想いのにステキな娘に育ってくれました。
真由利自身のたゆみない努力もあったでしょう。
けれど、やっぱりあなた方のような素晴らしい友達に恵まれたからこそです。
本当にありがとうございました。
真由利が行くというのなら、私は反対しません。正直寂しくも不安もあります。
けども、真由利は真由利の人生があるんですものね。
私は信じています。
真由利ならば大丈夫だと。
私と同じ過ちを繰り返さずに幸せになってくれると。
だから私は、真由利が何をしようと反対しませんし、味方でいようと思います」