オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】
《順一どのにはキチンと手紙も渡せたわい。
解ったから直ぐに行くとかブツブツ言いながら、旅支度を始めたからのう。もう直ぐ連絡があるはずじゃぞ》
「やった!おじいちゃんスゴいじゃん!!」
あたしは思わず茂みから頭を出して、ガッツポーズを取りそうになったけど。
とっさにアプレクターじいちゃんが手を伸ばして体と口を押さえてくれたから、10m先にいる警備員に見つからずに済んだ。
《危ないのう。まだ願が成就したのではないのじゃから、騒ぐのは早いぞよ》
「ゴメンゴメ……」
照れながら顔を掻いたあたしは……。
胸にもにゅもにゅと不自然な感触を感じて視線を落とせば。
あたしはその場でストレートパンチを繰り出した後、連続で拳を叩きつけた。
《あたたっ……難儀な仕事を遂げた報酬にそれ位はいいじゃろうが。ケチ》
「女の子の胸が報酬になんかなるか~~っ!!
コレは……大切なものなんだから!
自分が産んだ赤ちゃんにお乳をあげるときとか、それから……」
……それから……