オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】
「流石のざるアタマだな。穴だらけの計画で何もかもうまく行くと考える。
そのめでたさは鯛のお頭つきで充分だ、ところてんアタマ」
……この毒舌……
あたしが頭をゆっくりと上げていくと
そこには
いつもの黒いコートを羽織り
あたしをバカにしきった笑みを浮かべた
ナギがいた。
ナギの後ろには目立たないごく普通の軽自動車が停まっていた。
運転席には黒ずくめでサングラスをした女の人。
艶やかなボブカットで肌も透けるように白い。
見たことがないけど、きれいな方みたい。
あたしがぼうっとその人を見てると。
エンジン音がして、いつの間にかユリとジュン君が後部座席に乗ってた。
「ま、待ってよお!」
あたしは大急ぎで発車直前の車に飛び込んだ。