オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】
ナギのバカ!
せっかく少しでも楽しい思い出を作ろうと思ったのに……。
もしかしたら、今日明日にでも命尽きるかもしれないから。
あたしと一緒に居るのが嫌なのかな?
本当はあたしの顔を見るのも嫌なくらいに疎ましく思われてるのかもしれない。
最後くらいは好きにさせればいいのかもしれない。
……でも。
あたしは、聴かせて欲しかった。
ナギの口からはっきりと。
彼の態度や表情や言葉だけで勝手な憶測をして、勝手に傷つくのはもうイヤだから。
もしもナギが今日居なくなるとしても、少しでも吹っ切る為に彼から直に気持ちを聴きたい。
……ダメだとしても。
きちんと結着を着けたい。
あたしの想いをハッキリさせるためにも。
今日来たのは半分そのためでもあるんだし。
今までの人生のどんな困難さよりも、その事には勇気を振り絞らなくちゃいけない。
出来たらこの場から逃げ出したい。
告白なんか、したくない。
ナギの死も見たくなんかないよ。