オトコ嫌いなあたしと、オンナ嫌いなあなた。【完結】
今すぐあなたは死にます、なんて言われたら。
普通の人はなんの冗談と本気にしないよね。
だって、明日も明後日も当たり前に来るんだ、って当然のように考えているから。
よほど重い病気や重篤な怪我でもしない限り、繰り返す普遍的な毎日の中で、漠然とでも死を意識する事もない。
死は生の一部なんだって、そのサイクルに組み込まれている事実すら忘れかけてる。
でも……
母親に殺されて一時は救われたけど、瀕死の生命達に自分の生命を与え、その上独りで闘い。
その反動で死が間近に迫ってるナギ。
生きてらっしゃるかわからないけど、国家の為に戦争に赴いた忠司さん。
どちらも生と死が身近な戦場で戦っていた。
あたしは断片的な知識や情報から想像するしか出来ないけれど……。
きっと想像を絶する絶望的な、孤独な戦いを続けていたんだと思う。
……ナギは、人の欲望……負の感情から生ずるアプレクターを還すために。
忠司さんは、国というよりも、家族や大切な人たちを守るために。
一生懸命に戦った。