アライブ


『とりあえずこの場から逃げて、次は武器庫を見つけるんだ。管理施設があったんだ、きっと武器庫だってある。奴らが…警察がこの島を支配してるとわかった以上、武器庫を奪い取れば、少なからず奴らよりは優位に立てるかも知れない。奴らより優位に立てれば、奴らだって“取引”に応じるハズだ…』


亮は自分の考えを明かした。


『取引?』


橘怜子の問い掛けに、今度は修二が頷きを見せた。


『武器庫だけでも俺たちが支配すれば、武力で奴らに“取引”ができる。この島内の人間の“解放”と、このサバイバルの“真意”を知る事を…』


修二がそう告げると、橘怜子は納得した。


『よし、行くか…』


亮のその言葉で、修二たちは武器庫を目指して管理施設を離れたのだった。



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