アライブ
『はぁ、はぁ』
機関銃を乱射していた亮は足を止め、息を切らした。
亮は赤い血で染まる脇腹を右手で押さえた。
『ふーっ…血だらけだな…』
亮は血で染まった右手を見て告げた。
そして両手でまた機関銃を握りしめた。
その両手は震えていた。
『変だな…俺、震えてる。死んでも良いって思ってた時は、拳銃握っても震えなかったのに…なのに…生きたいと思った時から、震えが止まらなくなった。これも修二せいだぞ、バカ野郎…でも、ありがとな修二…』
亮は機関銃を握りしめながら呟いた。
ズキューン!!
銃声が走った途端、銃弾が亮の右胸を貫き血が噴き出した。