アライブ


『都合よくだと?』


相沢誠也は不快な表情を見せた。


『売れないホストであった相沢誠也。No.1ホストの客に手を出し、店の裏のゴミ捨て場でボコボコにされた。悔しさのあまりそこに落ちていたナイフでNo.1ホストを刺した。これがお前がこの島に来ることになったキッカケだろ?』


上山翔は腕を組みながら相沢誠也に尋ねた。


『な、なぜそれを…』


相沢誠也は驚きをあらわにした。


『俺らの情報網を舐めたらアカンで。ホスト殺しが理由で、人殺しとしてこの島に連れて来られた哀れな奴やなぁ』


四季神時也は同情した。


相沢誠也は唇を噛み締めた。


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