アライブ
二人がやってきたアトラクションは、フリーフォールだった。
『うっ…また絶叫系…』
青年はフリーフォールを前に怖じけづいた。
『ね、ね、早く乗ろうよ♪』
女子高生は青年の手を強引に引き、二人はフリーフォールに乗り込んだ。
フリーフォールは地上30mの高さへとゆっくり上がりだした。
『うわー、すごい高い!!景色がすごい』
女子高生は地上30mの高さから…色鮮やかに灯ったイルミネーションが、まるで宝石箱をひっくり返し、辺り一面に散らばった宝石みたいな景色に感動していた。
『これはすごいな…』
さっきまで怖じけづいていた青年もあまりの景色に感動していた。