アライブ
そんな女子高生の目は生き生きとしていた。
『ダメだ…もう疲れた』
女子高生とは対照的に青年は苦手な絶叫マシンに乗り、ヘトヘトになっていた。
『次はアレにしようよ』
女子高生はそう言って、お化け屋敷を指差した。
『お、お化け屋敷か…』
青年は戸惑いを浮かべた。
『もしかして怖いとか?』
女子高生はニヤつきながら青年を見た。
『だ、大丈夫さ。行くぞ!!』
青年はそう言って、女子高生の手を取りお化け屋敷へと走った。
二人はお化け屋敷へと足を踏み入れた。
お化け屋敷に入った瞬間、奇妙な音と不気味な雰囲気が漂っていた。