王子に姫の恋情を…
『『ねえ!由香里さんより私達の事を選んでよ!』』
仕草は前に俺に寄り添ってきていた女たちのような馴れ馴れしさ全開の態度
俺は1人訳が分からないまま2人を凝視していた
ジャッ
その時
カーテンが音を立てて開いた
『え…』
その声に驚いて
俺は即座に振り向いた
…マジかよ
由香里、起きていたのか
…って事は
さっきまでの会話全部聞かれていたって事か!?
彩雅と清雅はそれを知っていて女言葉にして俺を引きずり倒したって事か!?
…これって
どう見ても俺が彩雅を押し倒しているようにしか見えねえよな
由香里はこいつ等女だと思ってるから
…もしかして
ヤバいんじゃね?