高校生ダ~リン~ポチクミの真面目な恋の物語~
「頑張ったな。」


笑顔で言ったから
私はびっくりした。



優しい笑顔に涙がポロポロっと
流れてきた。


「申し訳ありませんでした。
ご迷惑おかけして。」



ヒック・・・ヒック・・・



「原田、俺はさ
ミスしてすぐ泣くのは嫌いだ。」


「すみません・・・
でも・・・・今は無理です・・・」


村田は私の頭をぐしゃっと撫ぜた。



「明日は失敗するなよ。」


村田の思いがけない一面に
胸がドキンと大きく鳴った。
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