桜華乱舞 〜蒼き月夜に永遠の誓いを〜



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「桜!!体大丈夫?」


深影の案内により屋敷の門に着くと、そこには旅の用意をした音祢と狛、その他に柳や十夜、それに藤姫様がいた。



その中で真っ先に私たちに気づいた音祢が心配そうな顔をして駆け寄ってきた。



音祢にも私が倒れたことが伝わったんだな



「あぁ、もう大丈夫だ。」


「そう、それならよかった。でも無理しちゃ絶対ダメよ!!」



「・・分かっている」



こんなに私なんかを心配するなんて、本当に変わった奴・・



そう思いながら、私は音祢の後ろで腕組みをして目を瞑っている狛に目を向けた。



「おい」


私がそう呼ぶと、狛は瞑っていた紫紺の瞳を開かせ、私にその瞳が向けられた。



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