桜華乱舞 〜蒼き月夜に永遠の誓いを〜



もう入ったところだったのか隣の障子は閉まっていた。



いや、少し隙間が開いている。



どうしよう……


あの隙間だったら中を覗けるが…



まぁ、ちょっと覗くだけなら……いいか…



アイツだって二回も私の布団に潜り込んでるんだ。


あれと比べれば、これぐらい大したことない。




私は四つん這いでそっと深影の部屋の前に行くと、そっと障子の隙間を覗いてみた。




暗くて何も見えない


アイツは一体何をしてるんだ?



目を細め、もっと目をこらしてみる。



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