桜華乱舞 〜蒼き月夜に永遠の誓いを〜
その時、急に障子が開き、誰かに腕を引っ張られた。
「ワッ!!ブフ…!!」
そして、思いっきり鼻を何かにぶつけた私は鼻を押さえた。
「いっつぅ……」
「こんな所でなーにしてるの?」
その声に鼻を押さえたままバッと顔を上げてみると、そこにはいつものヘラリとした深影の顔が近くにあった。
「な、な…///」
「やっぱ桜ほっせぇなぁ〜
ちゃんとごはん食べてんの?」
深影がそう言うと、ぐっと体を引き寄せられ、更に私と深影の距離が縮まった。
この一言と行動で私はまたこの変態男に抱きしめられているんだと悟った。
てことはさっき鼻をぶつけたところは……
「は、離せ!!この変態男!!」
「ゲフッ!!」
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