桜華乱舞 〜蒼き月夜に永遠の誓いを〜
「……誰が血の色って言ったのか知んないけどさ、俺は桜の髪と目は太陽のように見えるけど?」
「!!」
私は目を見開く。
「だって、血はもっと赤黒いじゃん。でも桜の髪と目の色はもっと強くて、優しくて……太陽みたいな暖かさを持ってる。だからさ、もうそんなこと言うなよ」
そして、深影は私の頭を優しく撫でてくれた。
私の体が震える。
なんで、なんで……
「お前はどうしてこんな私に優しくする?会って間もないよそ者なのにッ……」
頭から手の温もりが消えた。
二人の間に沈黙が流れた。
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