桜華乱舞 〜蒼き月夜に永遠の誓いを〜
「あなた、桜って名前なのね。」
「━━━━え。」
さっきまで後ろにいたはずの少女の発言に驚いた私は、隣でまじまじと私を見つめている少女を見返した。
「私は音祢(ねね)っていうの、よろしくね桜ちゃん!!」
少女、音祢は人懐っこい笑みを私に向け、明るく自己紹介した。
私はというと、またその笑顔に戸惑い、その笑みから目をそらしてしまった。
「着いたぜ!!」
深影はある部屋の前で止まり、私も自然に足が止まる。
「もういいだろ、手を離せ、気持ち悪い。」
私早速繋いでいた深影の手を払いのける。
そして目の前の部屋に視線を向けた。
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