モノクロワールド
絵の具はまだ使えないけれど、鉛筆ならどうにかなる。


濃さで影を出したりして作っていった。


それを見た先生は

ぜひ部室で他の部員にもその才能を見せてくれと言った。


だが私は断った。


それは


代の会いに来てくれる


図書室が私の場所だから。


毎日が順調で


毎日、代に会える


そんな些細な事が


幸せに感じた。
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