ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
「ダメだ」

「イヤです!」

「ダメだ」

「先生!!」

シャワーから出てきた桐島と、さっきから平行線の言い合いが続いている。


その原因は、とても些細なこと。


「だって!!いっぱい汗かいたし…シーツも借りた服も私が洗います!!」


「病み上がりの奴にそんなことさせられるわけないだろ!俺が洗っとくから」

何をそんなに気にしてるんだ?派手に汚したわけじゃあるまいし。汚したとしても桐島なら全然構わない。

「でも…!!」

「諦めるんだな」

この話しはもう終わりだ。そう切り上げようとしたその時。


「……先生…お願い…」



ぐっ!で、出た、桐島必殺の上目遣い!!

そんな顔でお願いされたら、断われるはずがない…。

「ず、ずるいぞっ…お前…」

桐島は何か分かってない様子だが、それは俺の弱点だ。

「…分かった、分かったから…もう好きにしてくれ…」

赤い顔で降参する俺を不思議に見ながらも、桐島はやった!と喜んでいる。



桐島の強烈な一撃で、見事に完敗してしまった……。


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