ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
俺から洗濯を勝ち取った桐島は、ホクホクと嬉しそうにシーツを抱え洗濯機に向かって行った。

「先生!服の方はうちで洗ってきますからね」

「……はいはい」

好きにしてくれ、と言った以上、口を出すつもりはないが……つまらない。仕事を取られてしまった。



…仕方ない。朝メシでも作るか。

「桐島ー!メシはー?食欲あるかー?」

洗濯機がある脱衣室にいるであろう桐島に大声で呼びかけるが、返事がない。
…どうした?

「桐島?」

脱衣室に向かい、ひょいと顔を覗かせると、桐島は洗濯機の前でただ一点を見つめボーッと突っ立っていた。

ひょっとしてまだ気分が悪いのか…?

「…おい、桐島?」


「えっ?……あ、何!?」


我に返ったらしい桐島が慌ててこちらに振り返った。

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