ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~

ひとときの逢瀬

夕飯も終わり生徒たちが風呂に入ってる間、先生たちは集まって今日の報告会を行う。

しかし、上の空でほとんど聞いていなかった。考えるのは結衣のことばかり。


俺はほんとに結衣に好かれてるんだろうか…。


俺がいつもまとわりついてるだけで、結衣の方から求めてくれることなんて1回もない。会いたいとか、何か欲しいとか、ワガママも何も言わない。

何か望んでくれたら俺はそれを喜んでやるというのに、結衣は何も望まない。
なんでだ…。


待てよ…。

そういえば…結衣の方から好きだと言われたことがない…。気持ちが通じ合った時も、「好き?」と聞いたら頷いてくれただけで、言葉にはしてくれなかった。

あの時は舞い上がってて気にしなかったけど…。まずい…。何も言われてねえぞ…俺。



その事実にショックを受けていたら、いつの間にか報告会は終了していた。自分が何を報告したのか記憶にない。

フラフラと部屋を出る俺の横で、大場先生と栗原先生が「温泉♪温泉♪」と楽しそうに通り過ぎていく。


生徒たちも徐々に風呂から上がってるみたいで、ぞろぞろと帰って来ている。偶然にもそれはウチのクラスの女子たちで、その集団の後ろを結衣が歩いていた。


思わず近くの部屋、さっきまで勉強をしていた大広間にサッと入り身を隠した。

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