ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
「悪いけど、今さらやめるって言ってもムリだから」

緊張でガチガチになっている結衣に笑い、その柔らかな髪に顔を埋め、音を立てながら耳元に口付けた。


結衣の気持ちも分かるが、俺だってとんでもなく緊張している。
欲しくて欲しくて仕方がなかった結衣が、今、こうして自分の下にいる。その事実だけで、心臓がバクバクと激しく高鳴っていた。

情けないが、今まで散々限界だと騒いでいたのに、いざとなると結衣に触れるその手は震えている。


そんな自分に苦笑し、結衣には悟られないように、大人の余裕を見せなければ、と顔を上げ微笑みかけた。

結衣は泣きそうな顔で俺を見つめ返してくる。

少しでも安心させたくて、前髪を払い露わになったその額にキスを落とした。


「…でも、もしどうにもならなくなったら、ちゃんと言ってくれ。苦痛を与えたくはない」

もちろん、恥ずかしいとか、怖いとか、そんなことなら一切受け付けないが。


な?ともう一度微笑みかけると、結衣の目からとうとう涙が溢れた。

「……怖いか?」

ここで泣かれると正直つらい。そもそも結衣の涙には超弱いというのに…。

でも、泣いてもやめないけど。

< 351 / 479 >

この作品をシェア

pagetop