ダイスキ熱愛先生!~溺愛教師の不純!?な個人授業~
その思いが行動に出てしまったようで、そそくさと部屋に戻って勉強を再開する結衣に近付き、後ろからそっと抱き締めた。

「せ、先生?」

突然の行動に身体を離そうとする結衣の動きを封じるため、少し強く力を入れた。
我慢している俺の身にもなってみろ。これくらいいいじゃねえか。


「試験、いよいよだな。調子はどうだ?」

「ちょっ…!!」

先生らしくマジメなことを聞きながらも、結衣の抵抗を無視して目の前にある白い首筋に唇を這わし、そして、手は服の中へと侵入していった。

止まらない唇と手に結衣は身体を固くしながら、ゆっくりと俺に振り返る。静かな怒りをまとっているのが分かった。


「……どこ、触ってるんですか?」

「ご、ごめんなさい」

その冷え切った声と視線にバッ!と両手を上げ慌てて身体を離した。

まずい!怒らせた!!


「もうしない!」

「我慢するって言いましたよね」

「わ、悪い…身体が勝手に…」

「あまり近寄らないでくれますか。じゃなきゃ、もう来ません」


グサグサぁっ!!

つ、冷たい…。身も心も通じ合ったというのに、甘い雰囲気を期待するどころかすっかりいつも通り…いや、以前にも増して厳しくなった気がする…。


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