魔女と少女の願いごと




「いや、先生、魔女が飛んでたんだよ」


「ど・こ・に、そんなものが飛んでるんだ?」



再び窓の外を見たら、空は平和の象徴である鳩が飛んでいるだけ。


あ、あれ?


本当に、私寝ぼけてた?



見れば、ユウキは呆れたように溜め息を付いていて、私はすぐ隣に立つ先生に愛想笑いを浮かべた。




その日の放課後、私は先生に呼び出されて説教を食らったのでした。




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