嘘。『彼』
「ひどいでひょ〜あんなにりおだけだとか言いながらぁぁ〜元カノがやっぱりぃぃなんてぇぇ〜ぐすっ…」
酔っぱらったりおちゃんは泣き出してしまった。
どうやら彼氏は、元カノとヨリを戻してしまったらしい。
りおちゃんは泣いたと思ったらすぐに笑いだし、飲むペースを緩める気配がない。
「りおちゃん大丈夫?」
「余裕ですよぉ〜にゃはははは!」
完璧酔っ払ってる…
でもなんか可愛いなぁ…
りおちゃんは、指名したホストと楽しそうだ。
「飲んでる〜??」
私の隣に座ってるホストが私の顔を覗きこんできた。
私は指名が居ないから、次からつぎに、人が変わって名刺を渡され、誰が誰かわからない。
「沙良さん綺麗だよね〜っても言われ慣れてるよね。」
私の目を真っ直ぐに見て、ホストが微笑んだ。
「有難う。言われるのは下心のある親父だけだょ。若い子に言われ慣れてないから嬉しい。」
私も微笑み返す。
私は今沙良だ。
何も感じない。
酔っぱらったりおちゃんは泣き出してしまった。
どうやら彼氏は、元カノとヨリを戻してしまったらしい。
りおちゃんは泣いたと思ったらすぐに笑いだし、飲むペースを緩める気配がない。
「りおちゃん大丈夫?」
「余裕ですよぉ〜にゃはははは!」
完璧酔っ払ってる…
でもなんか可愛いなぁ…
りおちゃんは、指名したホストと楽しそうだ。
「飲んでる〜??」
私の隣に座ってるホストが私の顔を覗きこんできた。
私は指名が居ないから、次からつぎに、人が変わって名刺を渡され、誰が誰かわからない。
「沙良さん綺麗だよね〜っても言われ慣れてるよね。」
私の目を真っ直ぐに見て、ホストが微笑んだ。
「有難う。言われるのは下心のある親父だけだょ。若い子に言われ慣れてないから嬉しい。」
私も微笑み返す。
私は今沙良だ。
何も感じない。