君を何度も~俺様☆天然~
「はんはほほへ!!ひひふふひひ!!」



「うわ、おいしいそうだね!!」
どこで売ってたんだろ??
「ってつっこみ所が違う!!」
「まぁ、砂田。
杏にはこの答えが一番似合うよ。」

と呆れた文花を宥めながら
アタシの手を引きながら
アイス屋に連れてってくれる陸。


「アイスください!!」
「はい、315円です。」


爽やかな笑顔を
アタシに向ける店員さん。

何だか幸せな気分になり、
アタシはパクパクとアイスを食べる。


「しかし、これから
別行動でもいい??

何か皆でしたい事とかない訳??」

テキパキとフレーバーを決めて
アタシの方へ視線を向ける文花。


「ははひはほっひへほひひほ??

ほふほほひふふひ。」

「………杏。
何回口に物を入れて
食べたらはしたないと
言ったかしら??」

はい、何回か。
確かに青依みたいに、
綺麗に食べたら
綺麗だろうなとは思うけど、
めんどーなんだもん!!
と言おうとしたら、



「【アタシは別に
どっちでもいいよ??


どうぞ、ご自由に】って
言いたいんだろ、杏??」


そう言って陸は、
アタシの頬についたクリームを
唇ですいとる。

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