君を何度も~俺様☆天然~
『で、踏まれたらこんなに血が出た訳。』


『やっぱ痛い?』

『に決まってるでしょ?』

『それじゃ走れないよね?』

そんなに血が出てる訳だし、

『……人間ってどれくらいの血を出せば死ぬと思う?』

『………一%?』

『……確実にすりむいたら死ぬよね?』

『じゃあ2㌫?』

『……30ぐらいだよ。』

『え、意外とシブとっ!!』

『いやいや、普通でしょ?』


ハァ……


青依はとびっきりの溜め息を付き、

『だから大丈夫。

あたしは死なないの。』


それは自分に言い聞かせてる?

って聞きたかった。


そして青依は立ち上がり、

まるでそんな雰囲気まで察知られないように、


『ではよ~い、』


真っ直ぐと、









『start!!』

突き進むの。


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