君を何度も~俺様☆天然~
『おっとこれは!!

完璧に二組の朱音 青依の圧勝か!?』

『青依っ!!』

『頑張って~!!』

『終わったら焼き肉だよっ!!』

様々な声が聞こえるなか、


青依はみんなに一瞬の煌めきを笑顔に見せ、

『みんなっ見てろよ!!』


急発進させた。


次のランナーからトラックの半分を差に、


『くそ諒弥っ!!お前の凄さを見せてやれ!!』

次のバトンは諒弥君へ。


諒弥君の顔にはいつもの笑顔ではなく、


『ウォ~!!!』

獣みたいだけど少し笑った顔が。

そのおかげで順調に差は延びていく一方。

1つ1つが繋がって行き、


ついにバトンは1つ前の新原まで、


そしてあたしが受けとる30秒前になった時に、








グシャ


『いっ!!』

何か刺さった感触を受けた。

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