星の王子様
ごまかし笑いをする真琴に華はため息をつきながら人だかりを見ると、その中に知ってる人がいた。
「由香ちゃん」
「あ、華」
向こうもこちらに気付き手を振り返して来る。同じクラスの安藤 由香(アンドウ ユカ)華は由香に近寄り、
「由香ちゃんも星の王子を待ってるの?」
「うん。今日こそ見るんだー」
そう言えば彼女は、毎朝星の王子の事を話していた。熱烈なファンだ。
「華も一緒に見て行く?」
「あ、ううん。私はいいや。先に行ってるね」
「由香ちゃん」
「あ、華」
向こうもこちらに気付き手を振り返して来る。同じクラスの安藤 由香(アンドウ ユカ)華は由香に近寄り、
「由香ちゃんも星の王子を待ってるの?」
「うん。今日こそ見るんだー」
そう言えば彼女は、毎朝星の王子の事を話していた。熱烈なファンだ。
「華も一緒に見て行く?」
「あ、ううん。私はいいや。先に行ってるね」