姫のさがしもの。
…うそー!?!
最悪…。
じゃ、ずっと
嘘ついてたのバレてたんだ…
うぁ〜〜〜〜…
「・・・・・。」
気まずい空気が
あっという間に
私たち二人を包み込んだ。
…でも、見られてたんなら
もう言い訳できないよね。
はぁ。
今はほんとに
別れてるんだけどなー
…なんて言い訳にしか
ならないよね?
「…ごめん…なさい」
謝るしかないわけで。
責められても
仕方ないや。
ずっと嘘ついてきたんだし。
すると、宮岸さんは
淡々と答える。
「別に。
謝らせたかった訳じゃ
ないんだ。
俺、ずっと姫夏に
悪いと思ってきたから。」
…はい?
悪いのは私ですが??
「み、宮岸さんが…?
宮岸さんは何も
悪くないじゃん…!」
「いや、姫夏に
彼氏がいるってわかってて
近づいたの俺だし。
まぁ、俺は、姫夏に
彼氏がいても
よかったんだよ。
好きになった人に
たまたま彼氏がいただけだろ?
俺は気にしない。
でも…
姫夏には
『別れた』とか
無理して嘘までつかせちゃって
きっと悩ませて
苦しませただろうなって…。
姫夏は意外と
真面目だからな。
なんか軽率に告白して
悪かった…。」